こんにちは!
エルフィールドでエンジニアとして働いている、T.Hと申します。

本シリーズでは、MQL5を使ってFXの自動売買プログラム(EA)を作成していく過程を紹介しています。
第2回となる今回は、EAを開発するための環境構築を行っていきます。




📅 シリーズ構成(全4回予定)


シリーズは全4回にわたり、以下のような流れで進めていく予定です。


1. 第1回:自動売買プログラムの概要

2. 第2回:環境構築(本記事)

3. 第3回:プログラミング

4. 第4回:検証(過去の相場データで自動売買を実施)


🛠️第2回:環境構築


今回のステップは次の3つです。

1.テンプレートファイル(EA)の作成

2.MT5(MetaTrader 5)のインストール

3.デモ口座の作成



① MT5(MetaTrader 5)のインストール

まずは、EAを動かすための取引プラットフォーム MT5 をインストールします。


● MT5公式サイトからインストーラーをダウンロードする

MT5の公式サイトからインストーラーをダウンロードし、ファイルを実行します。


● 画面の指示に沿ってインストール

インストールウィザードが表示されるので、「次へ」をクリックして進めていきます。
特別な設定は必要ないため、そのままインストールを完了させればOKです。



② デモ口座の作成


EAの開発や検証には、デモ口座の利用が一般的 です。リアル口座でも可能ですが、今回は学習が目的なのでデモ口座を使用します。

● MT5を起動する

デスクトップに作成されたショートカットアイコンをダブルクリックし、MT5を開きます。


● デモ口座を開く

1.メニューから [ファイル] → [口座を開く] を選択


2.会社一覧からデモ口座を開設したい会社を選んで「次へ」


3.「デモ口座を開いてリスクなしのバーチャルマネーで取引する」を選択して「次へ」


4.必要事項を入力して「次へ」をクリックすると開設完了



③ テンプレートファイルの作成(EAの作業準備)


最後に、EAを作成するためのテンプレートファイルを生成します。


● MetaQuotes 言語エディタを開く

MT5メニューから「ツール」 → 「MetaQuotes 言語エディタ」をクリックします。


● 新しいEAテンプレートを作成

1.エディタ上部の 「新規作成」 をクリック

2.ウィザードから 「エキスパートアドバイザ(テンプレート)」 を選択して「次へ」


3.EAのファイル名を入力して「次へ」


4.「完了」をクリックするとテンプレートが生成されます

これで、EAのプログラミングを始める準備が整いました。



✨ まとめ


今回の環境構築で準備した項目は以下の通りです。

  • MT5のインストール
  • デモ口座の作成
  • EAテンプレートの準備


次回はいよいよ、MQL5を使って自動売買プログラムを実際に作成していきます。
お楽しみに!👋